
サイエンスアゴラ2026は、2026年9月12、13日開催!
<サイエンスアゴラ2026 出展プログラム>
出展タイトル:刺身の美味しい解凍法? ~食材でのぞく病理の入口~
出展ジャンル:いのち・からだ・医療のひみつ
出展者名:いわて病理をみる会
事前登録:不要
対象:小学生から大人まで、どなたでも
日時:9月12日(土)10時から18時、9月13日(日)10時から17時
場所:テレコムセンタービル、当出展は4Fの402です

お刺身はお好きでしょうか
お刺身はお好きでしょうか。酢や昆布でしめたり熟成したりという食べ方もありますが、多くは釣りたてさばきたての、生で新鮮に近い状態で食べるのが一番美味しいと思います。釣りが趣味だったり魚介類を扱う職業に就いていたりしなければ、もしくはそういうひとが身近な知り合いにいなければ、食材の鮮度を追求するのは難しいかもしれません。では、海が近くにないなら新鮮な魚介は食べることが出来ないのでしょうか。
そんなことは無いですよね。離れた場所の食材も、冷凍食品であれば鮮度を維持したまま家庭で楽しむことが出来ます。では、その冷凍された食品は、どのように解凍するとより美味しくいただくことができるのでしょうか。ドリップでびしゃびしゃのお刺身は、美味しくなさそうに見えちゃいますよね。病理の視点を使って、身近な食材である美味しい解凍方法を一緒に考えてみませんか。

図は、スーパーで購入したマグロのお刺身を、以下の4条件で処理したもの。
生のまま、および3種類の解凍方法(冷蔵庫内で一晩かけてじっくり解凍、ラップやジッパーバッグで包み水道水による流水解凍で解凍したもの、電子レンジの解凍モード(200W)で解凍したもの)で解凍したもの。
これらがスーパーで陳列されていたら、「これが美味しい解凍刺身だ!」と思ってどれを選ぶだろうか。ぱっと見では違いがわかりにくいが、じーっと眺めていると微妙な違いがわかるかもしれない。
病理で用いる、マクロとミクロの2つの視点
病理には、このような「見た目」でものをみる肉眼(マクロ)観察の視点があります。さらに、肉眼観察で確認した異常部分から顕微鏡観察用の標本を作り、それを「顕微鏡で」みる顕微(ミクロ)観察の視点もあります。この、マクロとミクロの2つの視点を「武器」に、病理にたずさわる医師や臨床検査技師、細胞検査士は病気の診断(病気の名前をつけること)をしています。
※病気の診断に、いつでも病理が必要というわけではありません(クリニックを受診して風邪でしょうと言われたことがありますよね。そのときに、「病理」という言葉は聞いていないはずです。一般的に、風邪の診断に病理は不要です)。
さて、今回は、マグロのマクロとミクロで病理の入口を体験してみませんか。これであなたも、スーパーで美味しい解凍刺身を選べるようになる、冷凍刺身を美味しく解凍するコツを学ぶことができるかも!?聞いたことのない、見たことのない「病理の世界」に足を踏み入れてみませんか。
<本プログラムに関する問合せ先>
いわて病理をみる会 担当:西谷
Email: patholouge@gmail.com

